Berne,Eによって提唱されたカウセリング、心理療法の理論である。交流分析では自我状態を親、大人、子どもの三つからとらえる。例えば、子供と遊んで笑い合ってるときの自我状態は子どもが優位になっている。40歳なのに、実家で母親が説教しだした時は、自我状態が子どもが優位になっており、母親の自我状態は親が優位になっている。同僚同士で笑え合えないぎくしゃくした会話の時は、どちらかの自我が親が優位になってもう一方の人の自我は子どもになっている可能性がある。
韓国ドラマの恋愛ドラマがとても分かりやすい。恋人同士が仲良く会話しているときは、お互いの自我が子どもが優位になっている。片方が悲しく泣いていれば、もう一人の自我は親が優位でありなぐさめている、泣きじゃくっている方は子どもが優位になっている。結婚などのシビアな話になるとお互いの自我は大人が優位になっている。別れや、誤解をまねくようなシーンなんかは、どちらかの自我が表面は大人で裏では子どもの自我が優位になっていることがある、ドラマでは過去の回想シーンなんかで子供時代の場面にもどるので分かりやすい。ドラマではこの交流分析がテンポよく繰り返され、とても魅了される。